葉酸が多い食べ物の種類とサプリメント摂取が推奨される理由
赤ちゃんが健康的に成長していくために大切だといわれている葉酸ですが、いったいどのようにして摂取したら良いのか迷ってしまうことがあるかもしれません。
サプリメントが良いといわれているけれど、できれば食べ物で摂り入れたいと思うこともあるでしょう。
葉酸はどんな食べ物に多く含まれているのか、なぜサプリメントが推奨されるのかなど知っておくと安心ですね。
葉酸が多く含まれている食べ物
まず葉酸が多く含まれている食べ物ですが、葉っぱの酸と書く名前の通り、ほうれん草などの葉野菜に多く含まれているといわれています。
しかし実はそれだけではなく、枝豆やアスパラガス、ブロッコリーといった野菜にも含まれているのです。
更にいちごやライチといった果物の中にも葉酸が多いものがあります。
野菜と違ってそのまま食べられるという手軽さが嬉しいですね。
一方でレバーやうなぎの肝など、葉酸が含まれていても妊娠中はなるべく食べるのを控えたほうが良い食べ物もあります。
これらには葉酸だけでなく過剰摂取すると赤ちゃんの先天異常リスクを高めてしまうとされているビタミンAも含まれているため、なるべくなら控えたほうが良いのです。
必要な葉酸摂取量
妊娠中は一日に480マイクログラム程度の葉酸を摂取すると良いといわれています。
枝豆を茹でて食べた場合の葉酸量は100グラムあたり260マイクログラム程度ですから、一日に枝豆のみで葉酸を摂取するのは難しいかもしれません。
そのため効率よく摂取できるサプリメントが推奨されているのですね。
葉酸の弱点
実は葉酸というのは水溶性の栄養素であるため、水に溶けてしまいやすいという弱点があります。
更に熱にも弱いため、加熱調理をすると栄養が逃げてしまいやすいのです。
そのためスープなどの調理法がおすすめされていますが、なかなか毎日スープを作って飲むというのも大変かもしれませんね。
葉酸には天然葉酸と合成葉酸という2つの種類がありますが、サプリメントで摂取する合成葉酸のほうが吸収率が良いという事実があります。
食べ物とサプリメントを併用してあげるのも良いかもしれませんね。